歯が抜ける原因:歯周病に終止符を
歯周病は、日頃の何気ない日常から「感染」する感染病です。『全世界で最も患者が多い病気は歯周病である。地球上を見渡しても、この病気に冒されていない人間は数えるほどしかいない』(引用:ギネスブック2001、きこ書房)というほど、30歳以上で実に8割以上の人が歯周病予備軍となっています。
自覚症状もなく、気づいたときにはもう病魔が進行している…それが歯周病です。
歯周病が進行すると、重度の歯肉炎により歯が抜け落ちてしまう危険性があるだけでなく、全身にさまざまな悪影響を及ぼす可能性のあることがわかってきています。
歯周病の症状
- 歯周病が進行してしまった口腔内
- 全体的にプラークが付着し、膿が出ています
- 代表的な歯周病の症状
-
- 歯ブラシの際、出血する。
- 歯ぐきが下がって歯が長く見えている。
- 歯ぐきが腫れたり、血や膿が出ている。
- 口臭が気になる。
- 歯がぐらぐらと動揺する、また歯が抜けそうになっている。
歯周病菌を徹底して取り除きます
歯周病治療
歯周病は、お口の中の歯周病菌によって引き起こされる感染症です。
歯茎や歯槽骨(歯を支えている骨)などの歯周組織を破壊してしまいます。
当院では、歯周ポケット内の歯周病菌を超音波スケーラーなどを用いて徹底して取り除きます。
外科的に処置によって歯槽骨を再生する
歯周組織再生療法
重度の歯周病になると、歯の根元の歯石・歯垢を除去するために歯ぐきを切開する必要が出てきます。歯周組織再生療法とは、歯ぐきを切開したときに同時に歯槽骨の再生を促す処置を行う治療法です。 また、歯槽骨を再生することで、抜歯を宣告された歯でも残せる可能性があります。
エムドゲイン
エムドゲインとは、歯周組織再生誘導材料のことで、歯石・歯垢の除去後、再生を促したい部位に塗布する治療法です。
歯肉(はぐき)の腫れと歯の揺れ(動揺)を訴え来院。
来院時、上顎左2番の歯周病により歯槽骨の欠損と歯髄壊死を起こしていました。歯周再生治療と根管治療を行い、上顎左2番の骨の改善が見られます。